大腸がんのすべてがよくわかる

大腸がんのステージ(病期)

大腸がん,ステージ大腸がんのステージ(日本語では病期と呼ぶ)とは、がんの進行程度を示すもので、日本では「大腸癌取扱い規約」に基づいたステージ分類が使用されています。

大腸の壁は表面から粘膜・粘膜下層・固有筋層・漿膜(しょうまく)下層・漿膜5層で形成されています。

粘膜で発生した、がん細胞が大腸の壁のどこまで進行しているか?転移があるかどうか?によってステージが分類されています。
 

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ステージ評価の必要性

大腸がんが進行し転移等が確認されると、余命・生存率・完治の見込み・各ステージで優先される治療方針等が異なってきます。

■大腸がんの深達度
大腸がんの深達度(大腸の壁のどこまで進行しているか)は以下の6段階に分けられます。

・Tis:大腸の粘膜内にとどまっている
・T1:大腸の粘膜下層にとどまっている
・T2:大腸の固有筋層にとどまっている
・T3:大腸の固有筋層を越えて広がっている
・T4a:大腸の漿膜(しょうまく)表面に露出している
・T4b:大腸周囲の臓器に広がっている

粘膜から粘膜下層までに留まっているもの(Tis、T1)を「早期がん」と呼び、それ以上深いものを進行がんと呼びます。
 

大腸がんのステージ分類

大腸がんの深達度に加えて「リンパ節の転移の有無」「隣接していない臓器(肝臓・肺・脳など)への転移の有無」の判断することでステージ分類がされます。「大腸癌取扱い規約第8版(2013年7月)」によるステージ分類では、大きく下記の5段階に分かれます。

■ステージ0期
大腸の粘膜内に留まっているがん(Tis)

■ステージⅠ期
粘膜下層に留まっているがん(T1)と大腸の固有筋層に留まっているがん(T2)の内、リンパ節転移や遠隔臓器への転移がないもの

■ステージⅡ期
固有筋層を越えるがん(T3)と漿膜表面に広がっているがん(T4a)と周囲臓器に広がっているがん(T4b)の内、リンパ節転移や遠隔臓器への転移がないもの。※ステージⅢ期では転移リンパ節の数や場所によって細かくⅢaとⅢbに分けられます。

■ステージⅢ期
T1~T4bのがんでリンパ節転移があるもの(遠隔臓器に転移はない)

■ステージⅣ期
T1~T4bのがんで遠隔臓器に転移があるもの

また、ステージにはCTなどの検査の結果をもとに予測して診断される臨床分類ステージと。手術などで切除したがんの組織を顕微鏡で調べ診断する病理分類ステージがあります。このため、病理分類ステージが治療方針を決めるためには最も確定的な指標として用いられています。
 

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