大腸がんのすべてがよくわかる

大腸がんの手術

■内視鏡による手術適応
内視鏡手術は、大腸の粘膜内・粘膜下層でも進行が軽度で転移がない早期がんが適応となります。

■内視鏡手術の方法・入院期間
手術準備のため、前日から手術当日にかけて下剤や浣腸にて腸の中を洗浄します。

大腸がん,手術肛門から内視鏡を挿入し、腫瘍部分を摘み取る、若しくはリングのような器具を腫瘍に引っ掛けて切り取るという処置がされます。

鎮痛剤を使用する病院が多く、痛みも少なく眠っている間に終わっています。手術時間は1時間程度になります。

術後の痛みもほとんどなく、手術から2日程度で食事や安静への制限がなくなります。合併症がなければ入院期間は3日間程度で済みます。

代表的な合併症として少量の出血がありますが、出血量が多く数日続く場合には腸穿孔の可能性が考えられます。
 

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外科的手術について

大腸がんの外科的手術では、全身麻酔、若しくは腰椎麻酔という下半身の麻酔によって手術が行なわれます。麻酔方法の選択は、手術方法や手術範囲、手術を受ける方の麻酔に対するリスクなどによって変わります。

外科的手術の適応は、基本的に内視鏡で取り切れない進行がんが対象となり、リンパ節や多臓器への転移の有無・全身状態・腸閉塞の有無など、患者さんの病状が考慮され判断されます。

手術内容は患者さんの全身状態やがんの発生した部位により変わってきます。

大腸は、盲腸・結腸・直腸・肛門からなり、盲腸や結腸の比較的浅いがんであれば、腫瘍部分と周辺のリンパ節を切除します。

また、骨盤内臓器や腎臓など隣接する他の臓器に転移している場合、切除が可能であれば同時に手術する場合があります。

また、患者さんの状況によっては、先に抗がん剤治療するなど他の治療を優先させるケースもあります。

■開腹手術について
開腹手術では10~20cm程度お腹を切り開いて手術が行われ、術後の患者さんの状態が良好で合併症がない場合、3週間程度で退院することができます。

術後、基本的には手術翌日から歩行を始め、数日の絶食や柔らかい食事などの食事制限が必要になりますが、退院時期には食事制限はほとんど解除されます。

■腹腔鏡手術について
手術方法の中に腹腔鏡手術が適応される場合があります。

腹腔鏡手術では、お腹の数か所に3~5cm程度の切込みを入れ、そこから器具を挿入して行なわれる手術すです。傷口も小さく手術からの回復が早いのですが全身麻酔が必要になります。

■人工肛門(ストーマ)について
腸閉塞を起こしていると人工肛門が必要になる場合があります。

この人工肛門ですが、腸閉塞の症状が改善するまで一時的に作る場合(この場合は後で自人工肛門を閉じる手術が必要です)と、永続的に作られ場合の2パターンがあります。
 

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