大腸がんのすべてがよくわかる

大腸がんの手術後

内視鏡手術は身体への負担は少なく、手術後の痛みや後遺症もほとんどありません。

大腸がんの術後合併症として考えられるのは、下痢や血便が代表的ですが下痢は内視鏡の前処置に使用した下剤の影響によるものが多く、長く続くものではありません。また血便があっても少量の場合がほとんどです。

稀にですが多量の血便や下血が続く場合、再度止血処置が行われる場合があります。

通常、合併症や後遺症がなければ手術の1~2日後には食事の制限や安静度の制限がなくなり、退院することができます。

術後の飲酒ですが、手術から1週間程度は控えることになります。その後は制限はありませんが飲酒は大腸がんのリスク要因の一つですので控えた方が好ましいでしょう。

また、刺激物も大腸の粘膜に刺激を与えるため、内視鏡手術後暫くは控えた方が良いでしょう。
 

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外科的手術後について

術後の傷の痛みはつきものですが、開腹手術に比べて腹腔鏡手術は傷が小さいため比較的痛みは軽く済みます。

痛みは手術直後をピークに徐々に和らいでいきますが、鎮痛剤を使うことも可能です。

大腸がんの手術では、がんの発生した大腸を切り取るため、術後の大腸は短くなります。このため、手術の後遺症として消化不良や下痢、便秘などの便通異常を引き起こす場合があります。

便秘に関しては、酷くなると腸閉塞に繋がることもあるので手術後は便を観察する習慣をつけ、便通が規則的なのか注意しなければなりません。

また、直腸がんの手術では排尿・排便に関わる神経の近くを手術で操作するため、排尿・排便・性機能の障害が起こったり、排便のための筋肉を切除することで頻便になる場合があります。

■人工肛門(ストーマ)
直腸がんや肛門付近のがんで腸閉塞を起こしている場合には人工肛門が造設することがあります。

人工肛門の扱いや匂いに敏感になる人がいますが、装具には色々な種類があり防臭剤なども販売されています。

また、人工肛門の手術を行っている病院の多くは人工肛門専門の看護師がおり、説明を受けたり相談することが可能です。

■食事・運動・日常生活など
術後、数日は絶飲食となります。

水分→(流動食)→柔らかい食事→普通の食事という風に、食事形態を徐々に元にもどしていきます。

普通の食事形態に戻り、便通が安定してくると退院となりますが、一般的に2~3週間程度の入院期間になります。

術後数ヵ月はしっかりと傷が回復していないため、激しい運動や飲酒・喫煙は禁止です。定期的な診察と医師の指示に従う必要があります。
 

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