大腸がんのすべてがよくわかる

大腸がんの予防

大腸がん発症の原因に影響すると考えられる生活習慣には以下のようなものがあります。

・飲酒
・ストレス
・喫煙
・運動不足・肥満

■飲酒は適量にする
アルコール摂取が大腸がんの原因となっているのかはっきりと解明はされていません。

しかし、統計から飲酒習慣のある人ほど、大腸がんを罹患しやすいという報告があります。適量の飲酒や節酒が大腸がんリスクの軽減に繋がると考えられます。

■ストレス
ストレスを受けると体内で活性酸素が作られることで免疫低下となり、細胞のがん化を進める恐れがあると考えられています。

ストレスは自律神経系にも影響します。大腸は自立神経系の影響を強く受けるため、下痢や便秘などの便通や腸内環境の不調に繋がりやすくなると言われています。

■喫煙
喫煙習慣がある人は、非喫煙者と比べて大腸がんリスクを高めると統計で示されています。理由は解明されていませんが、喫煙は体内の活性酸素が増えるなどの影響があることで知られています。

■運動不足・肥満
適度な運動は免疫系を活性化させます。体が本来持っている自律的ながん抑制作用を促すと言われています。また、運動により便通が改善しやすく腸内環境も整いやすくなります。
 

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食生活で気を付けることで大腸がんを予防

国内における大腸がんの罹患率が上昇している要因としては戦後の食生活の変化により、肉食が増えたことが考えられています。

肉食とくに赤身肉の脂、加工肉の脂や添加物の摂取量が増えると、大腸がんのリスクが高くなると欧米で報告(2015年)されました。

このため、タンパク質の摂取には、鶏肉・魚・豆類などからバランスよく摂ることが大腸がん予防に繋がるのではと考えられます。

また、野菜の摂取量を増やすことも大切です。野菜に含まれる食物繊維は、便通や腸内環境を整えます。野菜の摂取量をある程度確保することで、大腸がん予防に繋がる可能性があると報告されています。

さらに乳酸菌を含む食品(ヨーグルトなど)も腸内環境を整えます。乳酸菌はがんを抑制する免疫を働かせるのに役立ちます。
 

大腸がん検診で予防

大腸がん対策として大切なのは定期検診に受けることです。大腸がんのリスクは40代から上昇して高齢になるほど高くなります。

大腸がんは早期発見・治療することで完治する可能性が高くなります。このため、40歳を過ぎたら1年に1回は大腸がん検診を受けることが勧められます。
 

薬剤による大腸がん予防

近年、欧米ではアスピリンに大腸ポリープを抑制する効果があるという研究が発表されました。

この研究を受けて日本でも国立がん研究センターなどで研究が行われ、アスピリンには大腸ポリープの再発を抑制する効果があると発表されました。

この研究結果では喫煙者には効果が見られず、アスピリンがポリープ抑制にどう働くのか、その機序もまだ明らかにはされていません。

この研究の規模が小さかったため引き続き現在(2015年11月発表)では、より大規模な研究が行われているようです。
 

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